投稿者:山本啓介
エッフェル塔あれこれ

数年ぶりにエッフェル塔に上ってきました。
エレベーターに乗って1階に上がるとそこには、観光客には脇目もふれず、真剣な面持ちで貴婦人に取り付いて何やら作業に勤しむお父さんの姿が…。
よく見ればこれは人形ではないですか!
今年2度目の還暦を迎えた「鉄の貴婦人」は現在化粧直しの真っ最中。7年ごとに行われるペンキの塗り替え作業が進んでいます。もちろん今も人間が手作業で行うんですよね。鳶職人たちはほんとうに凄い。そしていくつになっても最新のファッションをまとっているエッフェル塔も凄い。その立ち姿は凛としていて、しかも艶やかです。それもそのはず、設計者のエッフェルはガーターベルトの考案者でもあるんですね。

4本ある脚柱のそれぞれにエレベータがついていて、一般観光で利用するのは北、東、西の脚柱。このうち西のエレベーターは工事中です。残る南のエレベーターはというと、レストラン「ジュール・ヴェルヌ」の専用機と、サービス用の1機となっています。エレベーター前にはいつも長蛇の列ができていますが、これはチケット購入と保安検査の行列です。要事前予約の団体客にはエレベーター入口への専用通路があって、スムーズに入場しています。年内には個人客もオンラインで事前予約が可能になる予定だそうなので、早く渋滞が緩和されるとよいですね。
エッフェル塔がフランス大革命100周年のパリ万博のモニュメントとして建造されたのは皆様よくご存じのとおり。これまでに2億4千万人強の入場者を迎えているので、日本人全員が2回ずつ見たのと同じ勘定になります。1889年3月31日、頂上に国旗が取り付けられた日をもって誕生日としていて、同じ年にはモンマルトルの赤い風車ムーランルージュやマルチ芸術家のジャン・コクトーも誕生しています。ダブル還暦を迎えた面々は、現代日本風に呼ぶならばさしずめ<アラ還>ならぬ<ア・ラ・カンカン>ということになりますが、そういえばコクトーにも「大股開き(グラン・テカール)」という作品がありましたっけ。これはダンサーなどが前後や左右に180度の全開脚をするポーズのことで、踊り手たちが嬌声を発しながら体の柔らかさをこれでもかとばかりに誇示するフレンチカンカン大団円のお決まりのポーズ。パリに来たことを実感する一瞬です。
さて貴婦人のめでたい誕生をお祝いしてうれしいお知らせをひとつ。期間限定のエッフェル塔の特別イルミネーションが始まりました!期間は2009年12月31日まで。毎晩20時、21時、22時、23時の4回、毎正時の通常のシンチレーション(5分間)に加えて、LEDを使った最新の光のショーが12分間ご覧になれます。パリにいる人たちが本当にうらやましい!
詳細はエッフェル塔のサイトhttp://www.tour-eiffel.fr/index.htmlで確認してください。
November 11, 2009 5:18 PM カテゴリー:観光情報




