投稿者:tamisan

文化遺産の日(Journées du Patrimoine) その1

 

毎年9月の第3土・日曜日に、ヨーロッパ全体で開催される一大イベント、

ヨーロッパ文化遺産の日、ジュルネ・ヨーロペエン・デュ・パトリモワン

(Journées Européennes du Patrimoine)。

 

IMG_2032PETIT PALAIS.jpg

 

フランス観光開発機構、トップページにも

紹介していましたが、パリと周辺のイル・ド・

フランス地方だけでも1,400ヶ所に上る

建造物が一般公開されるということで、

普段立ち入ることのできない大統領府

(エリゼ宮)をはじめ、様々な省庁、各国

大使館、県庁、研究所、また普段は有料

の美術館・博物館がこの週末には無料

開放されるなど、フランス人もこの文化

遺産の日を楽しみにしている人も多く、

毎年大成功をおさめています。

 

 

さて、今回私もこのイベントに足を運び

いろいろ見てきた中で、特に印象に残った

ところを2回に分けてご紹介します。

 

 

←これは「文化遺産の日」のポスター。

この週末は、パリ市内のいたるところに

この看板とポスターがありました。

 

デザインがカラフルで、遠くからでも

目立ちやすいようにしてるのかしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのひとつ、「グラン・パレGrand Palais」。

 

IMG_2034GRANDPALAIS正面2.jpgシャンゼリゼ大通りをずっとコンコルド広場へ

向かって歩いていくと、右手に大きなガラス屋根

の壮大な建物が見えてきます。これが、1900年

にパリ万博にあわせて建てられた、ヨーロッパ一の

ガラス屋根をほこるグラン・パレ。

 

 

IMG_2035PETIT PALAIS.jpgちなみに、グラン・パレとウイストン・チャーチル大通り

(Avenue Wiston Churchill)をはさんで立つプチ・パレ

(Petit Palais)も1900年のパリ万博のために建てられました→。

 

現在ではパリ市が管理する美術館となっており、常設展は

入場無料となっています。

 

 

 

さて、グラン・パレに話を戻しますと、現在は特別展の会場として使用され、

それ以外は入場できないのですが、今年の文化遺産の日では、6年ぶりに

グラン・パレも一般開放となったそうです。

 

ガラス屋根は、さすがヨーロッパ一を誇る威厳と貫禄があります!

 

IMG_2031GRAND PALAISおわり.jpg

 

さらに今回、3月の東日本大震災で被災地、特に福島ーFUKUSHIMAに

応援メッセージを届けよう、ということで、特別イベントが行われていました。

 

IMG_2039GRAND PALAIS催し物.jpgその名も「DYNAMO-FUKUSHIMA」。

←こちらは会場で配っていたイベントの情報誌。

「あなたの力を日本のために貸してください」

と書いてあります。

 

 

このイベントは、世界にアートを通じてエネルギーを配給することを主に活動を

行っている「ウエスト・ルミエールOuest Lumière」社を主宰し、アーチスト、

また研究者でもあるというフランス人、ヤン・トマ(Yanne TOMA)氏が、会場内

に3ヶ所、光を放つ巨大なボールに発電機(Dynamo-ディナモ)をつなげた

自転車を100台設置し、訪れた人が自由にその自転車をこぐことで生み出される

照明を、原発事故に見舞われた福島への応援メッセージとして届ける、というものだ

そうです。

  

IMG_2022.jpg東日本大震災から半年が過ぎ、

9月11日にはフランスでも現在

の福島の様子を現地の特派員

からのリポートとしてニュース

で放送していました。 

 

 

 

 

 

IMG_2028.jpg

 

IMG_2027.jpg右の自転車がおいて

あり、誰でもあいてる

自転車に乗ってこぐこと

ができます。

 

 

自転車をこぐと、そのエネルギーが線を伝わって

上の照明につながり、明かりがつきます。

力強くこげばこぐほど、明るさが増します。

 

 

 

 

IMG_2023.jpg

 

また会場の一角には、和太鼓が2つおいてあり、

その前には「繋」という漢字とローマ字が書かれて

ありました。

 

 

 

 

文化遺産の日に、こうしてフランスから遠い日本・被災地に思いをはせ、

歴史的建造物から日本へメッセージを送ってくれているフランス人に、

感謝の意を強く感じた1日となりました。

 

 

★グラン・パレ、プチ・パレの日本語情報はこちら

★グラン・パレの公式サイトはこちら (英語・仏語)

★プチ・パレの公式サイトはこちら (仏語)