投稿者:tamisan

オランド新大統領就任 PASSATION et INVESTITURE 2012

 

2012年5月15日(火)、フランソワ・オランド新フランス大統領が誕生しました。

第5共和制のもと、第7代フランス大統領となります。

 

2012年5月6日の第2次投票での勝利から約10日。

 

フランス時間午前10時、フランス大統領府のエリゼ宮でサルコジ旧大統領との政権交代儀式に臨んだ後、シャンゼリゼ大通りを通り凱旋門へ向かった新大統領は、その下に眠る無名戦士の墓へ花束をささげました。

 IMG_7221Champs Elysees Arc de Triomphe vec Drapeaux Francais.jpg

たまたま昨日通りかかったシャンゼリゼ大通り。

両側のマロニエの木々に、トリコロールの旗が掲げられていて準備は万端。

 IMG_7264Champs Elysees.jpg

1日たって今日のシャンゼリゼ。

もちろん車は通行止め。

 

昨日は非常に天気が良くて気温も高かったものの、今日の就任日は一転、曇りがちで気温も昨日より10℃近く低くなり、今にも雨が降りそうな雲行きに・・・

IMG_7269Militant Hollande avec drapeau .jpgちょうど国旗を持ったムッシュが大統領の到着を待っていたので、その横にお邪魔することに。

 IMG_7283Cortege avec drapeau.jpg

フランス国旗とシャンゼリゼのコラボレーション、いい写真が撮れそうです!

IMG_7277Garde Republicaine.jpgちょうど12時頃、凱旋門から約1,8km離れたエリゼ宮を出発したオランド新大統領ご一行がやってきました。

IMG_7278Garde Republicaine.jpg

見てください!このすばらしい衛兵隊!!

 

これはガルド・レピュブリケン(GARDE REPUBLICAINE)と呼ばれ、こうした大統領就任や重要な国家行事で活躍します。

7月14日のフランス革命記念日で、シャンゼリゼ大通りを行進する姿をご覧になった方も多いのではないでしょうか?

 

このオランド大統領就任では、240頭の馬が憲兵を乗せて大統領をエスコートしたそうですよ。

 IMG_7280Francois Hollande avec Cortege.jpg

そしていよいよオランド新大統領のお目見えです。

 IMG_7281Francois Hollande up.jpg

ちょうどその数分前から降り出した激しい雨もかかわらず、手を振ってシャンゼリゼに集まった人たちに挨拶をする大統領。

 IMG_7282Francois Hollande derriere.jpg

あっという間でしたが、なんとか頑張って写真を撮ることができました。

 

 IMG_7290Retour Garde Republicaine.jpg

そして凱旋門の下に眠る無名戦士の墓へ花束を手向けた後、シャンゼリゼ大通りを今度はコンコルド広場に向けて行進、エリゼ宮へお戻りです。

 IMG_7301Retour de President.jpg

一時的でしたが雨が強かったためか、今度は車の中から窓を開けて手を振ってご挨拶。

 IMG_7302Retour de President en voiture.jpg

 

フランスにとって歴史的な1日となりました。

 

 

★フランス大統領選挙第2回投票最終確定結果についてはこちら 

(在日フランス大使館公式サイトー日本語)

 

 

投稿者:tamisan

2012年フランス大統領選挙 第2回投票 PRESIDENTIELLE 2ème tour 2012

 

2012年フランス大統領選挙(L'élection présidentielle 2012)、第2回投票が5月6日(日)に行われました。

 

先日紹介した第1回投票で上位2位の票を獲得した、社会党(PS)のオランド候補と、民主運動連合(UMP)のサルコジ現職大統領、両者の戦いとなった5年に一度の大統領選。

 

IMG_7008panneau presidentielle 2eme tour.jpg第1回投票4月22日(日)の翌日から、さっそく選挙ポスターが張り替えられました。

左の写真がフランソワ・オランド(François HOLLANDE)候補。

右側の写真がニコラ・サルコジ(Nicolas SARKOZY)候補。

 

IMG_7009panneau presidentielle ou dois-je voter.jpg

でこちらは、有権者が選挙に行く会場を記したもの。

日本と違い、投票に関して特に郵便などを事前に受け取ることはなく、選挙当日は身分証明書を持って、自分が登録した選挙地区の指定場所へ行って投票するのだそうです。

 

また5月2日(水)には両候補者がテレビ討論を行い、約1,800万人が2時間50分にわたる白熱した議論の生放送を見たとか。

 IMG_7016Le debat.jpg

こちらがその討論番組。

 

IMG_7017le debat000.jpg公平性を保つために、各候補者が発言した時間がそれぞれカウントされます。

 

これは番組開始前なので二人とも00:00の表示。

 

IMG_7033 quatre personnes 1221.jpgそして番組が進み失業問題、ヨーロッパ問題など司会者が提示したテーマに沿って議論を始めると、時間がこのように加算されていき・・・

 

これはオランド候補12分21秒、サルコジ候補9分55秒それぞれ発言した、ということを示します。

司会者が話しているときはこのカウントは動かないので、全部の時間を合わせると2時間50分にもわたりました。

 

これはフランス人有権者は最終的にどちらに投票するかを決める、本当に大事な討論になるわけですね。

 

 

そして決選投票の当日5月6日(日)。

 

IMG_7090Presidentielle 2012.jpg以前にも紹介したように、投票が終了する20時まではたとえ推定でも数字を発表してはいけないことに

なっているので、それまでは今回も棄権率推定の数字が、過去の数字とともに紹介されていました。

 

IMG_7095Historique de l'abstention.jpg2012年決選投票の棄権率推定は19.5%。

 

IMG_7098compte a rebours.jpgそして20時直前、カウントダウンが始まり・・・

 

20時、フランスの次期大統領は・・・

 

IMG_7100F.Hollande 52%.jpg推定得票率52%で、社会党のオランド氏が時期フランス大統領にほぼ確定となりました!!

 

IMG_7108Estimation Hollande 52% Sarkozu 48%.jpgちなみにオランド氏は52%、サルコジ氏は48%の推定得票率となっています

(フランス時間5月6日20時現在)。

 

 

★2012年フランス大統領選挙 第1回投票に関してはこちら 

★フランス大統領選挙についてはこちら (在日フランス大使館公式サイトー日本語)

 

投稿者:tamisan

2012年フランス大統領選挙 第1回投票 PRESIDENTIELLE 1er tour 2012

 

4月22日(日)に行われたフランス大統領選挙、第1回投票。

 

約4,400万人のフランス人有権者が5年に1度、フランスの

次期大統領を直接選ぶ、大事な1日となりました。

 

投票日前日から投票日当日の投票が終了する20時までは、公正な選挙のために

選挙活動や世論調査などの発表は禁止されています。

 

ただパリなどの大都市を除いては、投票所が18時で閉まるところが多いため、

フランスのテレビ局は18時30分ころから選挙速報・特別番組の放送を開始、

選挙当日の夜のテレビ番組は、「フランス大統領選挙速報」一色に。

IMG_6918TF1 C.Chazal et L.Ferrali.jpgまずこちらは民営テレビ局、「テー・エフ・アンTF1」。

2人の女性アナウンサーがどちらも真っ白い衣装で登場しているのにはちょっとびっくりしましたが・・・ 

 

IMG_6927TF1 abstention.jpg

全ての投票が終了する30分前、19時30分の時点での

投票棄権予想率(Estimation-Abstention)予想は18.5%。

 

さらに興味深いのは、1981年からの投票棄権率をグラフにしていること。

2012年はまだ「予想」に過ぎませんが、こうしてみると各大統領選挙に

どれくらいのフランス人が棄権したのかが一目でわかりますよね。

 

各大統領選挙での棄権率は20%前後で落ち着いているようで、だいたい

10人に8人のフランス人有権者が毎回投票をしている、ということになります。

 IMG_6929TF1Compte a rebours.jpg

その後、すべての投票所が閉まる20時にはカウントダウンまで!!

(こちらは20時まであと4秒、という表示)

 

で調査速報が解禁になると同時に、第1回投票の結果がドドーンと発表!

といっても、これはまだあくまでも予想数字に過ぎませんが。

IMG_6930TF1 Hollande 28,6% Sarkozy 27,0%.jpg 

左の写真、オランド社会党(HOLLANDE/PS)候補の得票予想率は28.6%。

右の写真、サルコジ国民運動連合(SARKOZY/UMP)候補の得票予想率は27.0%。

 

というわけで次回5月6日(日)に行われる第2回決選投票では、この上位

二人の候補者から最終的に、フランスの次期大統領が選ばれることになります。

 

 IMG_6921F2.jpg

次に同時刻から始まった国営テレビ局、フランス・ドゥー(F2)の選挙速報・特別番組。

IMG_6936F2 Hollande 28.4% Sarkozy 25.5%.jpgこちらは、オランド候補とサルコジ候補の得票予想率をそれぞれ、

28.4%、25.5%と発表し、先のTF1とは若干数字が異なっています。

 IMG_6925F2 Abstention.jpg

さらにF2の棄権予想率は、2002年から過去3回の大統領選挙を紹介。

2012年は19.7%の予想と出ています。

 IMG_6942F2 Intention de vote 2eme tour .jpg

また、「来月の第2回決選投票では誰に投票するか?」という調査では、

オランド候補54%、サルコジ候補46%という予想結果が出ているよう。

 

さて、2週間後はどうなっていますでしょうか!?

 

そして一夜明け4月23日(月)、朝の情報番組テレマタン(TELEMATIN)。

(テレマタンTELEMATINについてはこちらをご覧下さい)

 IMG_6943F2 Telematin 8H.jpg

朝8時のニュース。

 

ほぼ確定した得票率は、

IMG_6946F2 Resultats.jpg

オランド候補28.63%、サルコジ候補27.08%。 

 

ということは前日20時での得票予想率は、TF1が発表した数字が近かったことになります。

 

いずれにせよ、この二人で12日間の熱い戦いが始まりました!

IMG_6948F2 Telematin Hollande et Sarkozy.jpg

 

★フランス大統領選挙についてはこちら (在日フランス大使館公式サイトー日本語)

 

 

 

投稿者:tamisan

ドアノーとレ・アール DOISNEAU Paris Les Halles

 

19世紀半ばから100年近くにわたって「パリ中央卸売り市場」の機能を果たし、

”パリ市民の台所”また”パリの胃袋”として発展したレ・アール(Les Halles)。

 

そのレ・アールに魅せられたフランスの写真家、ロベール・ドアノー(Robert DOISNEAUー

1912-1994)は1933年からレ・アールの中央市場へ通い始め、1930年~1970年代

にかけてレ・アールとその界隈の喧騒、そして日夜5,000人以上が働いていたレ・アールで

繰り広げられる人間模様を撮影し続けました。

 IMG_6273hotel de ville Doisneau paris les halles.jpg

その150点にのぼるドアノー撮影によるレ・アールの写真が、

4月28日(土)までパリ市庁舎で展示されています。

 

ドアノーは1912年生まれなので、今年2012年は彼の生誕100周年!

 

ドアノーの作品では、パリの恋人たちのキスシーンをパリ市庁舎前で撮影した

「パリ市庁舎前のキスーKiss by the Hôtel de Ville」が特に有名ですよね。

 

日本でも東京と京都で数年前に写真展が開催され、足を運ばれた方も多いのでは?

 IMG_6274hotel de ville Doisneau paris les halles.jpg

 

このレ・アールですが、その歴史は1135年にさかのぼり、ノートルダム寺院の竣工

(1163年)よりも古くからこの界隈に市が立ち始めました。

 

1183年にフィリップ・オーギュスト(Philippe AUGUSTE)王により常設市場が建設され、

その後も市場としての機能を変えることなく18世紀には小麦市場、1789年のフランス革命

後から19世紀初めにかけて花・果物・野菜市場とレ・アールは拡大・発展していきます。

 

1870年に建築家、ヴィクトール・バルタール(Victor BALTARD)の設計で建てられた

10の鉄筋造りの棟・”パヴィヨン・バルタール”では、棟ごとに魚介類、生肉類、家禽類、

乳製品などが取り扱われていたそうです。

 

1969年、この中央市場はパリの南約10kmのところにあるランジス(Rungis)へ

移転された後に再開発され、1979年に地下3階建てのショッピング・センター

「フォーラム・デ・アールForum des Halles」がオープン。

特に若者でにぎわうスポットとなりました。

 IMG_6261Les Halles travaux.jpg

こちらが現在のレ・アール。

 IMG_6265Les halles travaux.jpg

巨大な工事現場となっています。

 

IMG_6266les halles travaux interieur.jpg

IMG_6267Les halles travaux interieur.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レ・アール大整備計画」により2011年から工事開始。

整備は以下、3つの場所を中心に行われています。

 

1)フォーラム・レ・アールの一部に以前、図書館や音楽学校の入っていた建物を解体し、

  新たに「カノペ Canopée」と呼ばれる文化・商業施設を建設。

2)公園全体のリニューアル。特に2歳~12歳の子供用の児童公園を充実。

3)地下鉄5路線、高速郊外鉄道3路線が交差する地下のレ・アール駅を整備。

 IMG_6262les Halles travaux.jpg

段階的な改修・整備を経て、全ての工事が終わるのが2016年!

 IMG_6270les halles information.jpg

インフォーメーション・センターも設置されています。

 IMG_6271les halles travaux interieur.jpg

工事中も、地下のショッピング・センターは通常通りの営業。

もちろんレ・アール駅も今までどおり使用可能。

IMG_6264Les halles porte pont neuf.jpg 

約900年にも及ぶ長い歴史を持つレ・アール。

 

新しく生まれ変わる「レ・アール」にも注目です!!

 

★DOISNEAU PARIS LES HALLES ドアノーとパリ・レ・アール

HOTEL DE VILLE   29, rue de Rivoli 75004 Paris

10:00~19:00(日曜と祝日を除く) 入場無料(4/28まで)

 

★パリ市庁舎、レ・アールなどについてはこちら (日本語)

★レ・アールの整備についてはこちら (仏語)

 

 

投稿者:tamisan

2012年フランス大統領選挙 L'élection présidentielle 2012

 

フランスのテレビ番組において、日本との違いを一番感じるのは、”討論番組”が多いこと。

 

あるテーマについて、対談者同士が”これってケンカ?!”と思うくらいのすごい勢いで、

時には相手の意見を全く無視して一方的にしゃべり続けたり、話が最初のテーマから

どんどんそれていって、司会者が必死に討論の修正軌道したり・・・・と、いつも

ヒートアップしています。

 

普段でもそんな白熱した討論が、この4月9日からはピークに達しています!

 

IMG_6391.jpg

こちらはテレビの「2012年大統領選挙ー第1回投票4月22日(日)公式立候補者」の政見放送のもよう。

 

フランスでは5年に1度の大統領選挙ー第1回目の投票ーが4月22日(日)に行われます。

 IMG_6392.jpg

現フランス大統領のニコラ・サルコジ(Nicolas SARKOZY)・国民運動連合(UMP)

は二選を目指します。

 

今回の大統領選挙では、3月19日に大統領選挙候補の出馬に必要な代議員500名の

推薦・署名を受け、憲法評議会より有効とされた10名を立候補者として正式に認定。

 

第1回投票日の2週間前、4月9日(月)から公式な選挙運動開始となり、選挙日前日、

4月21日(土)の午前0時に終了します。

 IMG_6396.jpg

こちらはフランソワ・オランド(François HOLLANDE)・社会党(PS)候補。

今回の大統領有力候補者です。

 

というわけで普段の討論番組に加えて、候補者の政見放送やインタビューなど、

これから10日弱の期間は、候補者たちの熱ーーい戦いが繰り広げられます。

 IMG_6399.jpg

こちらは、街中に張られた選挙公示ポスター。

 IMG_6401.jpg

今回10名のうち、女性の立候補者は3名。

左はエバ・ジョリ(Eva JOLY)、欧州エコロジー・緑の党(Europe Ecologie-les Verts)候補。

左はマリーヌ・ルペン(Marine LE PEN)、国民戦線(FN)候補。

 IMG_6402.jpg

左は先ほども紹介したサルコジ候補で、スローガンは「強いフランスーFRANCE FORTE」。

右はジャン=リュック・メランション(Jean-Luc MÉLENCHON)・左派戦線(Front de Gauche)。

 IMG_6403.jpg

左はニコラ・デュポン=エニャン(Nicolas DUPONT=ALIGNAN)、

立ち上がれ、共和国 (Debout la République)党。

右は先ほども紹介したオランド候補、スローガンは「変革は今だ!」

 

その他4名の候補者とともにこの10名の候補者の中から、18歳以上のフランス国籍を持ち

昨年末までに居住区の選挙人名簿に登録した人が、4月22日の第1回選挙で投票します。

 

もし第1回投票で候補者が有効投票の過半数を獲得できなかった場合には、上位2名のうち

第2回投票で5月6日(日)に第2回決選投票を行い、投票数の多い候補者が晴れて、

フランス大統領に選ばれることになります。

 

フランスの将来を左右する大事な大統領選挙。

注意深く見守りたいと思います。

 

★「フランス大統領選挙のしくみ」についてはこちら (在日フランス大使館公式サイトー日本語)

 

 

 

 

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