投稿者:M.MK

海辺の清潔ブーム(4)

さて、他にもプルーストが宿泊したホテル、オテル レ ロッシュ ノワールHôtel Les Roches Noiresがある。プルーストが特にリクエストして滞在したのは111号室だったそうだ。

 

時代は下り、このホテルの一部が分譲されて住むことができるようになった時、111号室がいたく気に入り、ここに住もう、とまで思い、実際に住んでしまったのが、なんとマルグリット・デュラスである。

この部屋でいくつもの小説を書いただけではなく、映画『アガタ』にもこの部屋は登場する。

(クロード・モネはこのホテルの画を描いている。http://www.musee-orsay.fr/fr/collections/oeuvres-commentees/peinture/commentaire_id/hotel-des-roches-noires-trouville-345.html?tx_commentaire_pi1%5BpidLi%5D=509&tx_commentaire_pi1%5Bfrom%5D=841&cHash=cbb9eadcde

 

他に作家が好んだホテルに、パリのリッツがあるが、このホテルはとてもお高い値段になっている。わたくしが泊まれることはなさそうである。。。。泊まった方、部屋の様子をよーく教えてください。(結)

投稿者:M.MK

海辺の清潔ブーム(3)

 プルーストが好んで滞在した「グラン・オテル」のポイント、木綿のカーテンに、装飾のない家具、各部屋にシャワー、という点に、いかなる重要性があるのだろうか。

まず、木綿のカーテン。ビロードのカーテンでは頻繁に洗うことはできないが、木綿のカーテンなら週に一度程度は洗濯ができる。

装飾のついていない、また装飾の少ない内装、家具?

装飾がなければ埃がたまらず、清掃すればすぐにきれいになる。

部屋ごとにシャワーがある、というのは?これもやはり他人と共有しないことで、菌との接触を避けることが出来る、というわけだ。

このように一見何の変哲もない部屋が、実は最新設備、最新流行の部屋であった、ということらしい。(続く)

投稿者:M.MK

海辺の清潔ブーム(2)

(前号からのつづき)プルーストがノルマンディーはカブールにしばしば滞在したホテルは「グラン・オテルGrand HOTEL」だった。

その当時、いろんな菌が病気の原因であるということが分かりはじめ、消毒ブームがおこった。父上がお医者だったこともあり、また喘息持ちでもあったプルーストもかなりの潔癖だったようだ。日本では泉鏡花のように何でも──すでに焼いてあるあんパンまで──焼かないと食べられなくなってしまった、という人もいる。

プルーストが好んで滞在、というと何か華やかな内装の施された部屋を想像してしまう。ごてごてに装飾された家具や寝具、ビロードのカーテン、ふかふかの絨毯、などなど。

ところがさにあらず。木綿のカーテンに、装飾のない家具。出来る限り装飾されていない部屋なのである。一見、これが高級ホテル???の部屋と、目を疑う(かもしれない)

だがしかーし!!、ここが清潔ブーム時代のポイントだったのである。(続く)

投稿者:M.MK

海辺の清潔ブーム

19世紀ごろまでは海というと畏怖、もっといえば恐怖の対象でしかなかった。

だが、次第に「医学的」に海水浴は健康に良い、とか、日光に当たることは体力増進に効果あり、などと言われるようになると海水浴がもてはやされるようになり、鉄道交通網の発展も伴い、海辺はリゾートとして発展するようになった。

最近でも岩波文庫で新訳が刊行されている『失われた時を求めて』の作者、マルセル・プルーストも海辺へと向かった──向かわされた?──一人だった。

プルーストはお父上がお医者であった。

そのようなこともあって、海辺──ノルマンディーはカブール──小説での地名は「パルペック」──にしばしば滞在したのでありました。(続く)

投稿者:tamisan

朝の情報番組 テレマタン(TELEMATIN)

今日は、私がだいたい毎朝チャンネルを合わせている、朝のテレビ番組をご紹介します。

 

その名も「テレマタン TELEMATIN」(日本語だと、”朝のテレビ”という意味になりますね・・)。

 

フランスドゥ(FRANCE2ーフランスのテレビで2チャンネル)で日曜日を除く毎朝、放送しています。

この番組は、あえて日本の番組にたとえると「朝のワイドショー」といったところでしょうか。

 

とはいっても、日本でワイドショーというと芸能情報とかゴシップが多いような気がしますが、

この「テレマタン」は、もっと取り扱う幅が広く、ニュース、スポーツをはじめ生活一般に関する

情報(健康、教育、お店、グルメ・食材など)から文化(催し物、ファッション、映画、書籍など)

情報、また政治家を招いての短いインタビュー、主なプレスで取り扱われているその日の

トピックスをまとめて簡単に解説したり、あとはフランス人の好きなブリコラージュ(日曜大工)

情報や観光情報など、本当に様々なテーマを取り上げている情報番組なのです。

 

月曜日から金曜日までは朝6時30分~9時、土曜日は7時~8時45分までで、

土曜日を除いては2時間30分、生放送です。

 

                             

IMG_1745.jpgこの「テレマタン」は1985年から放送が始まり、

←現在の司会者のおじさま、ウイリアム・リメルジ

(William LEYMERGIE)氏は、1990年から

現在に至るまでなんと20年以上、番組を担当

しているとか!!

 

 

IMG_1742.jpg

さきほど、政治家への短いインタビューもこの番組の中

で紹介する、と書きましたが、たまたまこの日はパリ市長

で社会党のベルトラン・ドラノエ(Bertrand DELANOE)氏

が出演していました。

 

 

 

ドラノエ氏といえば、毎年夏に「パリ プラージュ」という、セーヌ川沿いに人工ビーチを作って、

パリにいながらにしてビーチ沿いのヴァカンスの雰囲気を楽しめたり、「ヴェリヴ」という

自転車スタンドをパリ市内のいたるところに設置、環境に優しい乗り物として車に代わり

自転車を推進して大成功したり・・と、いろいろなアイデアを出している市長さんです。

 

 

「でもフランス語の番組じゃ内容がよく分からないし。見てもつまらないんじゃない?」と

思うことなかれ!どこにいたって、その日の天気は気になりますよね。

 

特に観光でいらっしゃる方は、朝、ホテルや滞在先を出るときに

「今日は傘を持っていったほうがいいのだろうか?」

とか

「昼は気温がどのくらいになるのだろうか?」

とか、いろいろとその日の天気や気温が気になるはず。

 

この情報番組を出かける前に見れば、その日の天気予報(フランス語でメテオーMETEO)

が30分おきに放送されていますので、それを見るだけでもかなりその日の行動に役立ちます。

 

 

IMG_1750.jpg

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左は朝8時ちょうどのフラッシュ・ニュース。 

右はニュースを読むアナウンサー。

なお後ろの「JT」は、Journal Televise(テレビニュース)の略です。

 

まず番組が始まった6時30分に天気とニュース、その後7時、7時30分、8時、8時30分、

9時と約30分おきに5分くらい最新ニュースが流れるのですが、そのニュースの前にお天気

情報があります。

 

 

IMG_1746.jpgだいたい、画面の左側にお天気お姉さん

(時々お兄さんも登場)が立って、右側

のフランスの地図を指しながら天気を

解説。この日の午前中は、フランス

全土で気持ちのよい晴れの天気予想。

 

 

IMG_1747.jpg天気の後は気温。

この日の午後はパリで22℃、リヨンで24℃、

マルセイユで30℃、ボルドーで27℃など。

フランス全土で一番高い気温がオレンジ色です。

こうしてみると、最高気温でも地域によって10℃

以上の差がありますね。。。

 

 

また、その日から2日~1週間後の予報も時間帯によっては流れますので、

長期的な天気と気温もだいたい知ることができます。

 

あと、番組放送中は画面の左下に時計がずーっと写っていてとっても便利!

 

もっぱら今一番の話題は、長い夏のヴァカンスが終わり、新年度の始まりを

伝えるニュースが毎日のように流れています。

 

フランスにいらしたら是非一度、朝の情報番組「テレマタン」にチャンネルを合わせてみてください!

 

 

★FRANCE2「TELTEMATIN」のサイトはこちら (フランス語)

 

 

 

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