投稿者:M.MK
ヴォルテール河岸のホテル(後篇)
なるほど、ホテル、ケ・ヴォルテールQuai-Voltaireの窓から見えるのはピサロの作品そのままの景色である。
ただ、ここの部屋に籠って何か仕事をするというのも大変なような気もする。。。。というのもオルセー美術館も近く、シックなことで知られているバック通りrue de Bacもあるし、それを下れば、サンジェルマン・デ・プレはすぐ、対岸に渡れば、ルーブル、パレ・ロワイヤル、ガルニエのオペラ座があり、シテ島にも少し歩けば渡れるし、オテル・ド・パリ、ポンピドー・センター、ヴォージュ広場も歩けないことはない。たしかに歩いていればどこまでも行けるが、実に次から次へと景色が現れ、パリのど真ん中の景色に引きつけられ、ついつい歩き続けてしまうのである。
ボードレールはパリの代表的な遊歩者だったことを思えば、目的もなく、ただただ歩く拠点として最高の場所なのかもしれない。ちなみに彼は若いころは親から遺産を受け、まさにパリの中心であるシテ島のピモダン館という豪華なアバルトマンに住んで、ダンディーぶっていた(文学仲間を集めてはハシッシ(麻薬の一種)・パーティーを開いたりしていた。。。)。ホテル・ケ・ボルテールはそこに代わる場所、ということだったのかもしれない。そんな遊歩者が滞在した場所なので、やはりここに泊まると滞在中の時間を散歩だけで過ごしてしまう可能性が高くなり、足の裏が痛くなります(やっぱり石畳は硬いよぉ、日本のアスファルトより。。。)。どうぞ、サロンパスなどをお持ちください。。。。
November 11, 2010 11:11 AM カテゴリー:雑談




